井上尚弥vsノニト・ドネア【スポーツ】
いやぁ本当に感動した
ということで
この話
桜庭vsホイス
に歴史は始まり
ボクシングでいえば
畑山vs坂本
Kー1だと
魔裟斗vsKID
これまで数々の日本人の名勝負を見てきた
全盛期の外国人であれば
ノゲイラvsミルコ
ハントvsバンナ
等々
今でも鮮明に覚えている試合がある
格闘技はどれも当たりハズレの差がかなりある
その中でもボクシングは特に
酷い試合はとんでもなくつまらない
ダラダラ牽制
なにかとクリンチをし
見ていてあれほどつまらないスポーツを探す方が難しい
バッティングで目が切れたり
消化不良のドクターストップだったり
試合不成立なこともしばしばあり
最高な試合にありつける確率は思いのほか低い
1ラウンド目中央でお互いのパンチが交差した時
あぁこれは本当に凄いやつだと
気付く
それからもお互いダボつくことなく
本当にあっという間に12ラウンドが終わってしまった
もちろん井上選手を全力応援してたわけだが
ドネアのあまりの強さにド肝を抜かれる
世界的にも前評判では5倍くらいの倍率で
圧倒的に井上選手だった
多くの人がそう思ってただろう
ドネアは36歳でピークは過ぎてると思っていたが
そういう事ではなかった
5階級制覇のチャンピオン
なのだ
あれだけのボクシングの歴史上で
7人しかいない
本当に選ばれた人間しか辿り着けない場所にいる選手だった
とにかく細かいフェイクにも反応し
ジャブにすらも細かくカウンターを撃ち返し
左フックの雰囲気を常に持たせながら試合をしてる感じは本当に化け物で
細かい話は長くなるが
とにかく手を出すことへのプレッシャーをずっと与えていた
あの井上選手に2度ほど
危ない
と思う瞬間があった
もとよりこのレベルの格闘技の試合に前評判など全く意味が無い
例え不利だとしても
不利な方は何をすればいいか十分にわきまえているし
たった1発パンチが当たるだけで
全てが崩れ落ちてもおかしくない
ドネアは階級を上げながら5階級とって
今回はそこからまた下げてバンタムで試合をしている
これもかなり凄いことだ
試合前からお互いリスペクトしてる感じがすごく伝わってきていて
試合後の抱擁は
今までの見てきたどの試合より
じーんとくるものがあった
本当にいい試合だった
やる前は
数十年に1度の試合だと覚悟をしていたが
終わってみると
まだまだこれからずっとキャリアハイを更新し続けるのである
来年やる試合はその次は
井上選手がこれからやる全ての試合は
日本ボクシング史上
歴史的な事が起こり続けるだろう
井上選手のこれからに
目が離せないのは言うまでもない