ためにならない今日の話題

今まで興味が無い話題でも、ふと気になる話題はあるかもしれない。興味の入口に。

水車館の殺人(ネタバレあり)【文学】

分野を本だし【文学】にしてみてるんだけど

文学感はあんまりない🤔

 

読書感想文書いてるだけだから

読書とかにしとこうかなと悩みつつ

 

館シリーズ第2弾

水車館の殺人


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の誰得読書感想文を

 

 

 

 

ネタバレバレバレなので

読みたい方はお引き返しを

よろしくお願いします!

 

 

 

 

まず

2弾まで来たという事で

シリーズと言われてる所以を理解できる

 

そもそもこのシリーズは

知る限り

『〇〇館の殺人』

というタイトルで共通点がある

 

見れば

これが続編ではないかと予想がつく 

もちろんこれだけでは無いと思っていた

 

前回の十角館でも大して話の構成に重要じゃないのに

妙に推されてる人名だったり仕組みがあり

におっていた部分もあるのだが

 

 

 

まず第1に

 

島田やるじゃねーか!

 

個人的に全然想定外だった

十角館で微妙なサブキャラ感を出していた島田さんが続投なのである

 

これは個人的になるほどなぁ〜とコクコクしてしまった

 

多分有名探偵シリーズとかで

名探偵が主人公で事件を解いていく!

みたいなのは多くあるのではないかと思うが

 

館シリーズでは

サブキャラ島田さんが出続ける可能性が出てきた

 

 

当の島田さんは

十角館ではそこまで重要という役どころではなかったものの

人間臭く

クセが強い立ち位置で

個性という意味ではしっかり記憶されている

 

数少ないあだ名では無く本名で出てくる人物で頻繁に登場する枠でいえば存命本名登場は島田さんくらいなのである

 

 

 

それとは別に館が舞台になっている

館を造った人物が共通で

 

中村青司

 

もう亡くなっている設定だが

トリック要素を加えた建築物

『館』

を建築している

 

 

つまり

島田というクセのある

(FFシリーズでいうシドのようなキャラ)

 

館を建築している中村青司

 

という人物は共通で

いまのところ

出てくるような気配がある

 

 

 

これらのシリーズ共通点を感じたところで

肝心の水車館に入っていこう

 

 

 

先に言うが

まーじで面白かった!!!

★★★★☆

 

 

まず

前回も言ったが

個人的にトリック・ロジックの類より

動機が重要である

 

結構な人数が死ぬだけに

際立った動機・衝動を求めてしまいたくなる

 

そういう意味で

今回は数十年前に巻き添えで負傷し恨み

女への愛ゆえの嫉妬からの憎しみ

 

憎悪憎しみ

醜い思い

混じり合う狂気が今っ!!

ゴロゴロゴロゴロ

ドロドロドロドロ

(作中は常に雷で大雨)

 

 

 

本の評価でよく見たが

確かにトリック・ロジックとしては

十角館に若干の部があるのには賛同しなくもない

 

 

 

 

しかも今回はなんと!

島田さんが名探偵である!

 

前回クセのあるサブキャラと認定した

島田さんが今回は

 

ちょっと事件の『形』が見えてきました!

とかオシャレな事を言い出すではないか

 

 

ちなみに十角館は

犯人の脳内回想で物語がクリアリングされていく

 

最後に本家さながらの

 

小瓶に入った事件の概要が目の前に流れ着く

という

洒落た結末なのだが

 

水車館では終始島田名探偵が炸裂し

ガシガシと疑問点をクリアリングしていく

 

完全に

島田やるじゃねーか!

である

 

 

 

仮面の男

わたし

という口調で

一人称で話が進んでいき

 

  • 家政婦の謎に満ちた転落死
  • 密室殺人
  • 憎悪による殺人
  • 嫉妬による衝動殺人
  • 巻き添えの殺人

 

 

燃やされるトリックによって

遺体の身元を不明にさせ

入れ替わり

共犯で事が進んでいく

 

 

トリック自体に大きく関係ないが

死体の1こが

隠された地下室で発見される辺りは

館のシリーズを踏襲してるといえよう

 

 

建築家中村青司が

各館にトリック(隠し部屋・通路)

を設置していると言ったが

 

 

もちろんそれでアリバイが崩壊したり

一発逆転みたいな事は無い

 

それは禁じてと感じているのか

たまたままだその話が出てきてないだけかはわからないが

今のところ大丈夫である

 

 

 

 

 

トリック・ロジックも悪くなく

恨んでいたからこその選択だったり

それに至るまでの覚悟

一人一人死ぬ様子が十角館より

数段鮮明に描かれている

 

 

 

 

世の評判では

1弾にあたる十角館の殺人

かなり高い評価で

2弾はそんなに

高い評価というわけではなかった

 

もちろん館シリーズ

総じて高い評価なわけだが

わからないものである

 

 

 

本も映画も絵も漫画も

本当は人の評価に照らす意味などないのだろう

 

それでも現代に多くある素晴らしい作品を前に

少しでも

効率よく

いい物に出会いたいという衝動は

決しておかしい事ではないように思う

 

 

しかし

ひょんな事から読んでみる

ふと手に取ってみる

この様な事は

予想してなかった彩を

生活に与えてくれるかもしれない

 

 

 

このブログの本質でもある

必要じゃない事の必要さ

また改めて気付かされる