ロードマネージメント【スポーツ】
主にNBAで話題になっている
ロードマネージメントについて
この先スポーツ界で
このような問題は結構起こるようになると思うので
今日はこれについて
予備知識が多いのだが
必要な情報ゆえ許して欲しい
まずNBAのチーム数は30チーム
東西カンファレンスで15チームずつ
それを82試合行い
各カンファレンス上位8チームが
16チームトーナメントで
プレーオフを争う仕組みになっている
これは2019のプレーオフのトーナメント完成図で
左がWEST右側EAST
ロゴの右に書いてあるのが
カンファレンスでの順位である
まぁ妥当なというか
でしょうね
みたいなトーナメント表な訳だが
勝ち星のハンデはない
全試合が4勝勝ち上がりの最大7試合で行われ
上位の優勢はホームアドバンテージしかない
22111制というシステムで行われていて
(上位Aチーム、下位Bチームな場合)
AABBABAという順番で
ホームアウェイが入れ替わる
まぁざっくり
上位チームがそんなに有利ではない
にも関わらず
これは結果なのだが
ベスト8には
各カンファレンスの上位4チームが残り
ベスト4にも
1位vs3位、1位vs2位
とかなり安定した結果になってると言えるのではないかと思う
バスケットは
怪我などがなければ
かなり実力が結果を安定させるスポーツと言っていい
まだ予備知識が必要で大変申し訳ないが
これは1チームの月の試合日程
ほぼ2日に1回は試合をしていて
連戦も数回ある
この間に広大なアメリカ大陸+カナダ一部
を移動している
バスケのハードさに加え
かなりタイトなスケジュールな事は言うまでもない
やっと本題なのだが
ことNBAにおける
ロードマネージメントは
あくまで本題は優勝
プレーオフに万全な状態で出る為に
怪我などの理由なしに一定間隔で欠場をして休息を入れる事により
シーズンをセーブするというような考え方である
まぁ言ってる事は至極真っ当なのだが
例えば数日前実際に
全世界注目のカード
全米で放映されているような大きな試合で
最注目の選手がロードマネージメントにより
欠場した
バスケは5人のスポーツなので
1人最注目の選手が試合に出るか出ないかは結果に直接影響する
もちろん観戦に行った観客
放送を見てる視聴者は
チームの勝利、その選手の活躍が見たいのだから不快感をあらわにする
OBも現役のNBA選手もこういう問題にはコメントをせまられる
- 『昔はもっとハードだった』
- 『少し体調が悪いくらいでは僕なら休まない』
- 『その時しかこれない観客の事を考えるべき』
- 『そんな余裕があってうらやましい』
まぁよくある感じの批判が山ほどある
プレーオフ出場の効率だけを考えると
勝てるかわからない強いチームとやる場合
主力選手は休み英気を養い
勝てるチームにはしっかり勝つ
というような事をすれば
シーズン8位には入れるし
プレーオフには出場できるだろう
その場合当然
シーズンの強豪同士の
接戦が予想される好カードは
あわや消化試合と化すわけで
なかなかに悩ましい
プレーオフは観戦料金なども数倍~数十倍に跳ね上がり子供達などが気安く行ける雰囲気ではなくなる
ただバスケは
2m以上もあるムキムキの人間が全速力で走った挙句
1mジャンプしながらな突っ込んでくるのが日常茶飯事のような超ハードコンタクトなスポーツである
今年も既に
着地時手を着いたところに上から大男が降ってきて
最高峰のプレイヤー
ステフィン・カリーが骨折でシーズンから姿を消している
昨今のスポーツ界において
健康面などを考慮し科学的・合理的に
例えば球数制限・出場時間を軽減、回避
するような事を聞くようになってきた
これからさらにそういう時代になっていくだろうと思う
しかしながら
合理的というのは時に人の心は掴めない
非合理な事、非現実的な事
自分達じゃ到底出来ないようなパフォーマンスに
人は熱狂しお金を払うという側面もまた
スポーツの由来にして根幹であるように思う
ビデオ判定、視聴形態の進化など
科学が進歩しスポーツも本当に色々な変革が起こり続ける現代において
選手生命にもまた科学根拠が押し寄せる
本当に難しい問題ではあるが
個人的にはやはり【今】最高のカードで最高の選手の最高の活躍が見たくなってしまう
では