ファーウェイと日本【経済】
2019年ファーウェイ(Huawei)の日本からの部品調達額が前年より1.5倍増しの
1.1兆に達するという見通しの話題
米中摩擦の最中
日米の関係を背に
日本のサプライヤー(仕入先、供給業者、納品業者)としての立ち位置を
いざ
元々
米中貿易摩擦は
2018年始めに
中国の鉄が安く世界に広がった事
それにトランプ大統領が関税をかける
という話から始まっているわけだが
鉄の関税は
話題として全く身近ではなく
時が流れ
名目的に貿易摩擦とはちょっとズレるが
2018年末
カナダでファーウェイの副会長が逮捕されたというニュース
これはファーウェイを使用してる人も多く
仕入先としても機能してる為か
日本でも結構報道されて
ここら辺から本質的に
米中が何かをやっているなと
ぼんやり認識するようになっていった
ちなみになんで逮捕されたかというと
イランとの取引をする為にアメリカの金融機関を使うのをアメリカは規制で禁止している
そこで
虚偽の説明をする事で
イランとの金融取引をドル建てでしたからなのだが
これがじゃあ身柄拘束されて裁判までする大事なのか
さらに
ファーウェイの機器を使った情報流出・漏洩問題
これは日本でもかなり取り上げられ
いっきに広まったわけだが
これについて証拠はなく
裏には5Gのトップ集団にファーウェイがいて
中国に世界の通信網を握られたくないという意図
それの見せしめとしての逮捕だという認識が一般的ではないかなと
さらにちなむと
1970年頃に急激な成長によって日本の貿易が一気に潤いだした際にも
NEC、富士通等
当時のハイテク企業を証拠もなしに締めだし逮捕者が出るなど
同じような事があった
アメリカの"十八番"である
イメージセンサーを中心に
ファーウェイからの日本部品調達は順調に伸び続けている
(写真の画質に大きく影響する高性能カメラの重要部品)
1.1兆の調達額のうち
大半がイメージセンサーで
そのまた大半をソニーが担っているようで
年度は違うが比率として
ソニーの2018年間売上が8.5兆ほどなので
一企業に部品を輸出してる売上として
とても大きな割合を占めているのがわかる
ただ
日本としては
トランプ大統領が日本含む同盟国に
ファーウェイ排除を呼びかけたことにより
5Gのインフラ整備に
ファーウェイを採用しないという
国際的関係からの観点もある
しかしながらこれには色々な意見があり
ドイツはアメリカからの呼びかけを無視し
ファーウェイを受け入れると発表しており
欧州の他の国も追随する可能性がある
こないだ書いたインドもそうだ
実際にファーウェイは
この分野でかなり多くの特許を取得しており
排除すると自国のネットワーク整備遅延に対する懸念もある
そもそも比較的安価な物が多く使いやすいと
ファーウェイ自体の評判はすこぶるいい
ただ新OSがどのようなものかわからないが
マイナス要素もあるにはある
ここまで見てきた通り
色々な事柄がそれぞれの側面で際どいバランスで保たれていて
面白い
今後のファーウェイの動向による
サプライヤーとしての日本企業の行方
興味深く気にしていきたい
では